本日より「PayPay for Developers」の提供を開始します!
PayPay for Developersはウェブやアプリ開発者向けのツールで、PayPayを自社のサービスに簡単に導入して、支払いをできるようにします。既存のECサイトの改修を行う場合でも、あるいは新しいサービスの提供を始める場合でも、今まで以上に安全で円滑な決済手段を実装するために、「パワーアップした新ツールを開発者の手に届けたい!」というPayPayの思いを実現したのが、PayPay for Developersです。
PayPay for Developersは、PayPayを導入するための4つの方法を用意しています。この中から最適な決済フローを開発者自身が自由に選択できます。4つの方法を見てみましょう:
アプリコール(App Invoke):ユーザーのスマホでPayPayアプリを瞬時に立ち上げ、支払い画面を表示する機能です。PayPayアプリを立ち上げて支払うので、PayPayを利用した通常のオンライン決済と同じように、手軽に支払いができます。
動的ユーザースキャン(Dynamic QR):PayPayで支払うことができるQRコードを動的に表示する機能です。国内のあらゆるオフライン店舗でPayPay決済を行うのと同じように、ユーザーは表示されたQRコードを読み込み、支払いを行います。
ウェブペイメント(Web Payment):PayPayをオンラインストアの決済手段に追加し、ユーザーが自分のPayPayアカウントを使って支払う機能です。
ネイティブペイメント(Native Payment):ユーザーが事前に自社サービス上でPayPayアカウントを連携し、支払いができるようにする機能です。一度アカウント連携を済ませておけば、連携を解除しない限り、その後のお買い物にずっと使用できます。

「可能な限りユーザーフレンドリーなツールにする」というPayPayの姿勢は今回も変わりません。開発者の手でスムーズにPayPayを導入できるよう、APIの内容を詳述したドキュメントや、簡単な実装・カスタマイズを支援するためのコードスニペットも用意しています。
また、PayPay Labというおすすめ機能も搭載していますので、お見逃しなく。この機能によって、安全なSandbox環境にテストビルドをデプロイし、実際にお金を使わずに、実装後の決済体験を擬似的に試すことができます。また、APIから返されるレスポンスをリアルタイムで確認できるため、素早いトラブルシューティングが行えます。

ダッシュボード機能も用意しています。トランザクション、決済、APIレスポンスなどをすべてダッシュボードから確認できるので、たとえば決済フローのどの時点でユーザーがやめてしまい、どこで売上獲得の機会が失われているかを突き止めるうえで役に立ちます。
開発者用パッケージに含まれるこれらのツールには全て、詳細なドキュメントを公開しています。何か問題があった場合はPayPay for Developersを通じてPayPayのエンジニアに問い合わせ、サポートを受けることも可能です。

次のステップ
オンライン上のビジネスを展開するうえで一番大きな課題の1つになるのが、決済をどのように処理するかです。安全に支払いを受理するうえでの技術的な課題解決はもちろんのこと、ユーザーがクレジットカード情報を安心して登録できるようにする必要があります。特にスタートアップやブランド認知がまだ低い新サービスでは、ここにコストがかかり、断念してしまうユーザーが少なくありません。
この点において、本日から提供を開始するPayPay for Developersが、アプリであれ、ウェブであれ、開発者が自社サービスに自信を持ってPayPayを導入する手助けになることを願っています。地元のお店から全国に展開している大手チェーンに至るまで、また小さなお買い物から大きなお買い物まで、今では3000万人以上のPayPayユーザーが日常的に支払いを行っています。PayPayを自社サイトやアプリに実装することで、そうしたユーザーが安全かつ簡単にお買い物を楽しめるようになります。
さらにその先へ
今回は、PayPayを決済手段としてクイックに導入したい開発者に向けた、リリース第一弾です。ユーザーが自社サービスと直接取引を行うようになり、支払いも可能にすることで、オンラインビジネスで提供できるサービスの幅は、格段に広がります。PayPayは、Uber Eats、Yahoo!ショッピング、DiDiなどのパートナーとさらに一歩先をいく連携を行い、PayPayアプリの重要な機能として組み込んでいます。また、今後次世代のアプリやスタートアップとタッグを組み、さらに可能性を広げていけるのを楽しみにしています。
お問い合わせも随時受け付けておりますので、ぜひ一度PayPay for Developersをチェックしてみてください!