商品と店舗の発見は、ショッピングに出かけた時に誰もが通るプロセスです。ベーシックなアイテムからお気に入りのものまで、何を、どこで購入するかを決める、一連のステップのことです。欲しいものが正確にわかっているときもあれば、どこから始めたらよいか、どういった選択肢があるのかわからないときもあります。

ポケットから携帯や財布から取りだし、最終的に購入に至るまでのプロセスについて考えてみましょう。最初に、購入するモノと、購入する場所を決める必要があります。ブログをみる、ECサイトでチェックする、他の店舗と比較する、動画を視聴する、雑誌を読む、実際の店舗で眺めてみたりと、こうした行動をひとつだけ取ることもあれば、すべて行うこともあるでしょう。つらいときであっても買い物は多くの人にとって楽しいことであり、自分に合うものを見つけたり、お気に入りのブランドに時間をかけたりすることは、その楽しみの重要な部分と言えます。

PayPayでは、支払い体験の劇的な改善にとどまらず、商品や店舗を見つける過程においても力を発揮できると考えています。大手の小売店が出した新たなお得情報を知りたい、あるいはサクッとコーヒーを飲むためにお手軽なカフェを見つけたいなど、様々な場合において適切なタイミングと方法で人々にリーチするための機能を、PayPayは現在構築しています。

それでは、PayPayアプリのなかで、こうした機能はどのように見えるのでしょうか。2,500万人以上いるPayPayユーザーは、様々なニーズ、欲求、動機を持っています。その多様なユーザーとニーズに対応するために、PayPayは購入プロセスのさまざまな段階で、情報提供を行います。たとえば価格、レビュー、商品の画像、クーポン、商品に関する詳細記事などの情報です。

加盟店コンテンツ

昨年、PayPayは新たに地図機能を実装しました。これによって、業種、名称、場所にもとづいて、お店を簡単に検索できるようになりました。地図上に表示されるお店を開くと、ストアまたはブランドページが開かれ、営業時間、住所、電話番号などの基本的な情報を確認できます。今回新たに追加したのは、お店のオーナーが作成したお知らせやクーポンが一覧で確認できる、オファーフィードという機能です。

ユーザーによってフィードの内容は少しずつ異なりますが、買い物や食事をする新しい場所の発見、あるいは新しいお気に入りのサロンの発見や、PayPayを見ていなければ知りえなかった特別オファーの発見などを、適切におこなえるようフィードを設計しています。また大手の小売業者に関する情報をキャッチしておきたいユーザーも多いですが、数多くの大手ブランドが既にPayPayのオファーフィードで最新情報を発信しています。お気に入りの店舗やブランドをフォローすることで、そのコンテンツが常にフィードの最上部に表示されるので、クーポンを見逃してしまうなんてこともありません。

発見と購入をひとつのシームレスな体験として創出するために、今後はオファーフィードと決済サービスのより密接な結合を進めていきます。今はまだ最初の段階であり、これから買い物という体験全体をさらに向上させていく余地はまだまだあると考えています。

キュレーションされたコンテンツ

ツールとしての技術面以外でも、新しいトレンドを取りあげたり、ワクワクするようなブランドや日本全国に存在するさまざまなショップやビジネスを紹介する、高品質なエディトリアル・コンテンツのPayPayアプリへの追加に力を入れています。

最近開始したもののひとつは「おすすめ記事」です。さまざまな業種の新しい店舗、商品、トレンドなどをおすすめしている記事やリストをニュースフィードとしてまとめたものです。

何かを買いたいと思ったとき、それを買うことができる近くのお店へのリンクを地図からたどることができますし、PayPayのミニアプリプラットフォームの拡充が進めば、そのまま移動してオンライン購入、ということも可能になります。

おすすめ記事とは、モノの販売にかかわる芸術と知識の結集です。つまり、ライターが持つファッションやライフスタイルなど日常生活領域の最新トレンドに関するようなソフトデータだけではなく、PayPayが提供できるトランザクションや検索に関する情報といったハードデータの両方を使って、執筆されるものです。将来的にはそれがカスタマイズされたホームページとなり、PayPayユーザーが関心を寄せるトレンド、商品、ブランド、サービスなどと繋がるための主要な手段になることを目指しています。

買い物客がまさに今、購入を考えているという時に、そのアクティブな消費者の目に触れるというのはお店にとってもすばらしいことではないでしょうか。コンテンツの種類を増やし、より印象的な写真ディスプレイを使えば、ユーザーに対してストーリーを語りかける機会も増えるでしょう。

ユーザー作成コンテンツ

PayPayで共有される様々なお店に関する情報の三つ目は、ユーザーコミュニティによって生成される情報共有です。昨年の11月にアップデートした地図機能の中に、訪れたお店を評価し、レビューするオプションを用意しました。

加盟店の種類にもよりますが、特に飲食業の場合は近隣のお店の中から選んでもらえるかどうかは、評価や口コミが良いかどうかに大きく左右される可能性があります。評価やレビューは、付近のお店を閲覧する、あるいはストアやブランドページで確認することができます。

すでに多くのユーザーによって、膨大な数のレビューや体験、商品選択、店舗のデザインなどに関する投稿が寄せられています。ユーザーがこれらの有用な情報を簡単に追加できるように、ユーザープロファイルに専用のレビューセクションを追加しました。ここから、自分が直近で訪れたお店を確認したり、コメントや評価を簡単に残したり、あるいは他の人のものを確認できます。

PayPayは、こうした決済以外の領域においてもさらに発展を続け、PayPayユーザーの買い物に役立つ情報をどんどん提供していきます。将来、より多くのユーザー生成コンテンツを見ることができるでしょう。

まとめ

PayPayのすべてのコンテンツは、お客様がご自身にとって最適な方法で、何かを購入したり、食べ物を注文したり、タクシーを予約したりといった目的のアクションを完了できるようにするために存在します。このコンテンツを最適な方法で最適な時に提示することで、お客様をより喜ばせ、ビジネスオーナーとしての皆様のための新しい選択肢開拓を支援することになると考えています。