ここ数年で、日本市場に関わりをもつ海外顧客が爆発的に増加しました(※1)。いまは大きな影響を受けている観光業界ですが、日本に訪れる訪日外国人の数も年々増えており、長期的に日本に滞在して各地の経済活動に貢献する外国人もまた増え続けています(※2)。それでも、やはり言葉や文化の壁は存在するもので、コミュニケーションやビジネスにおいて困る場面が残っているのが現状です。

そのような壁を突き破る手段を提供し、人々に新たな可能性を生み出すのがテクノロジーです。そう考え、PayPayでもユーザーのみなさまが利用しやすいサービスを提供できるように、一部の機能を英語で利用できるようにしました。本日リリースされるバージョン2.36.0をもって、英語でPayPayアプリを使いたいとうユーザーのためのインターフェースが使用可能となります。(※3)

本バージョンでは、英語はPayPayの主要な機能にのみ実装されています。アカウント情報の登録と編集、銀行口座やクレジットカードの紐づけ、決済、残高確認、「送る」「受け取る」といった個人間送金をおこなうための各画面が、英語で使えるようになりました。まだすべての画面を英語で確認できるわけではありませんが、決済をスムーズに行っていただく上では、これでもう何の支障もありません。他の画面も順次英語対応を進めていきますので、英語でご利用いただけるサービスの幅は今後また拡大していきます。

「PayPay」を利用することで、お手軽かつ安全にお店で決済を行えるようになりますが、それだけでなく、今までできなかったことにも手が届くようになります。例えば、キャンペーンに参加したり、お金をより賢く管理したり、友人へ瞬時に「PayPay」で送ることができたり – そしてこれからは、馴染みのある言葉で利用することも可能となったわけです。「PayPay」の英語対応によって、ご家族や友人、会社の同僚や取引先など、さらに多岐にわたる場面でご利用いただけることはもちろん、利便性が高まることは間違いないでしょう。

PayPayは、日本における「決済」に、つねにグローバルな視点で挑み続けてきました。これらのプロダクトや機能を開発しているPayPayチームはもともと国際色豊かで、それは会社としての在り方そのものを形成しています。先日、中国や韓国で最も人気のある決済プラットフォーム「Alipay」や「Kakao Pay」を使ってPayPay加盟店で決済することができるサービスを提供し始めましたが、PayPayの可能性をさらに押し広げていく新たな取り組みとして、今回の英語対応を実現させました。もちろん、これからも新たな展開をまだまだ計画しています。

今年はオリンピックの開催にあわせ、訪日観光客の増加が期待されていました。しかし残念ながら計画通りに開催することはできませんでしたが、だからといって日本を訪れる魅力は、出張であれ、旅行であれ、今もなお変わりません。オリンピックも来年には開催予定なので、海外のお客様をターゲットにしたビジネスチャンスは必ず戻ってくるはずです。またその頃には、「PayPay」は一体どのような進化を遂げているでしょうか?是非、今後の新たな「PayPay」の機能に乞うご期待です!

※1 出典:出入国在留管理庁 在留外国人統計

※2 出典:厚生労働省 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和元年10月末現在)

※3PayPayを英語版で使用する際も、日本の携帯番号、対象となっている日本の銀行口座や日本で発行されているクレジットカード、もしくはセブン銀行ATMへのアクセスが必須です。