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June 2020

Product Updates

「レシート登録」「経費申請」2つの新機能のご紹介

財布の中に紙のレシートがいっぱい溜まっていませんか。せっかくPayPayでキャッシュレスになっているのに、捨てるに捨てられない紙のレシートで財布がパンパンになっていることがありますよね。そんなみなさまにぴったりな新機能がPayPayアプリに登場しました!(2020年6月20日より対応開始。PayPayアプリを最新バージョンに更新の上ご利用ください) レシート登録 PayPayで支払いを完了したあとに、決済完了画面から紙のレシートや領収書を撮影して登録し、確認することができます。これでPayPayで何を買ったかわざわざメモで残したり、財布の中にたくさんのレシートを溜めておく必要もなくなりますね。 ①まずは、レシート画像を登録したい取引を選んでください。 ②画面を下の方にスクロールすると「レシート登録・経費申請する」というメニューがありますのでそれをタップ。 ③あとはその画面でレシート画像を撮影、もしくは予め撮影していた写真をアルバムから選ぶだけで登録できます。登録されたレシート画像は、後から確認することもできるので、日々のお支払いの管理として「レシート登録機能」をご活用ください。 経費申請 レシート画像を登録するだけではなくて、さらにもう一つ便利な機能も追加されました!出張時の交通費や宿泊代を立替購入したり、仕事で必要な物品を立替購入したあとで経費精算をしていると思います。経費精算の入力って煩わしいですよね。PayPayアプリで立替購入すれば、あとからレシートを用意して、記入して、印刷などする必要がなくなります。、その煩わしさを軽減できる新しい機能「経費申請」をご紹介します。 ※本機能はConcurが提供する経費精算サービスをご契約されている企業・団体の場合のみご利用いただける機能です。この機能にご興味がある企業・団体のご担当者さまはこちらまでご連絡ください。今後、本機能が対応する経費精算システムは順次増える予定です。 ④はじめに、ConcurのアカウントとPayPayのアカウントを接続するため、Concurの経費精算システム(閲覧にはコンカーのアカウントが必要です)にアクセスしてください。ただし、ConcurへのログインはPCを推奨としています。 ⑤画面の上の「App Center」をタップしてください。 ⑥「App Center」の中で「PayPay」を検索してアクセスし、「接続」ボタンをタップしてください。 ⑦同意画面で同意をした後、PayPayにログインする画面に遷移します。PayPayのアカウント情報を入力するとSMSで認証コードが届くので、認証コードを入力し、同意内容を確認してからアカウント連携を完了してください。…
2020-06-19
Engineering

自動化の進め方

PayPayはいま日本で最も知られているQR決済サービスで、同時に、もっとも急速に成長を遂げているサービスでもあります。PayPayではアジャイルに動くことを心構えとして、継続的開発、継続的インテグレーション、継続的デプロイメント、継続的テストに努めています。このうち、本ブログシリーズでおもに扱う内容は継続的テストです。さて今回のトピックは何でしょうか。 どんなソフトウエアや開発フレームワークを構築する時も、小規模で開始し、シンプルな設計で維持することが非常に重要です。Automation testインフラを作るときは、特にこの点に注意しなければなりません。特に、Automation testチームが属するのは開発チームなのか、それともプロダクトマネージメントチームなのか、よく誤解されることがありますが、このアイデンティティ・クライシスがそもそもの問題の始まりであると言えます。 アジャイル開発がホットな昨今、最終的なプロダクトの品質保証が目的であれば、どこに所属しているかは全く重要ではありません。テストスクリプトを大量に作成するスピード感が求められ、開発者がアプリケーションを作ったり、プロダクトマネージャーが新機能を考案して展開したりする速さに匹敵する迅速な作業スピードが必要です。もし新しいものを作ったことでより一層問題が増えたのであれば、それは作り方を間違えたということです。Automation testは誰もが貢献できるよう、シンプルであることが重要です。また、どんなテストもこなせるよう、柔軟性と安定性が求められます。 さて、みなさん、ここから本題です。Automation testインフラを構築するにあたり、当然数多くの問題に直面することが予想されます。そこで、PayPayが実際に辿ってきた道のりをご紹介したいと思います。ここに書かれていることはすべて、PayPayがアジャイルなテスト環境を構築するにあたり、実際に経験してきた話を基にしています。 Baby Steps いつでもどこでも、どのようなインフラでも実行できるスクリプトを書くことが目標だと思いますので、テストスクリプトを作成する時はそれが1回目であっても 1,000 回目であっても、必ずこの手順を念頭に置いてください。これで必ず実行できる頑丈なテストスクリプトを作成することができ、テストを実施しているアプリケーションの正常な動作を保証できます。 間違ったテストや時間がかかりすぎるテストを実行しないようにするために、テストスクリプトは、失敗しないことがわかる既知の状態かまたは既知の場所でスタートしましょう。最初のステップが完了したら、次のテストポイントは特定のポイントに絞り、各テストステップでは一つのことだけを行うようにします。最後にクリーンアップを行い、テストを終了する時は、次のテストを開始するために今のテストを停止しなければならないことがわかる、既知の状態で終了するのが良いでしょう。 例えば、アプリケーションにログインページやサインアップページがあり、テストケースはログインやサインアップのテストに関連していないというような場合は、アプリケーションAPIを使用したり、事前に定義されたクッキーを設定したりして、ログインやサインアップが失敗しないように、必ずその特定のステップ用の別の自動化スクリプトを作成してください。また、各実行後にブラウザやモバイルアプリケーションを必ず閉じることで、常に分離させながらかつ相互に依存してテストを実行することができます。…